岡山市は17日、都心部の回遊性向上を狙いに、自転車を共同利用するコミュニティーサイクル(レンタサイクル)を2012年度中に本格導入することを明らかにした。17日発表した12年度一般会計当初予算案に、貸出・返却場所の整備や自転車購入費などとして1億1千万円を盛り込んだ。
市は、市中心部で昨年9月15日から3回目となるレンタサイクル社会実験を初めて有料で実施中。3月15日で実験が終了するのを踏まえて詳細を詰める。利用に当たっては料金を徴収する方向で、自転車の台数は現行の社会実験と同じ100台前後、貸出・返却場所も9カ所程度を想定している。
市はコミュニティーサイクルの本格導入をにらみ、2010年3〜5月に社会実験の1回目(無料、返却先限定)、同10〜11月に2回目(同、返却先自由)を実施。計3回の実験を通し、「市民や観光客に一定のニーズがある」(市街路交通課)と判断した。
3回目の社会実験は、クレジット決済による料金徴収や、自転車の車種を身長の低い人が使いにくいドイツ製としたことが不評で、利用者は1月末までで1日平均21・6人にとどまっている。このため本格導入に当たっての料金の徴収方法や車種はあらためて検討する。