社会福祉法人「創樹会」(福山市水呑町)が同市鞆地区にある築150年以上の土蔵を改修した「鞆の津ミュージアム」で、11日から障害者や現代アート作家による動物をテーマにした「はじまるアニマル展」が開かれる。5月のオープンを控えたプレ企画。同ミュージアムは「幕末の雰囲気が残る独特な空間と、創造性豊かな障害者とアーティストの作品のコラボレーションを楽しんで」と来場を呼び掛けている。
地元の旧商家が倉庫などとして使用していた土蔵(木造平屋約400平方メートル)を創樹会が借り受け、障害者の作品の魅力を発信する拠点として改修した。設計は建築家竹原義二・大阪市立大教授が手掛け、吹き抜けの天井に黒光りする太い梁(はり)が存在感を放ち、独特な空間を演出している。
プレ展では同会が運営する知的障害者施設・福山六方学園(福山市水呑町)の利用者平野信治さん、同市の造形作家ヨシダコウブンさん、岡山市の造形作家細見博子さん、広島市の作業所利用者山内紀彦さんの4人が出品。
パステルクレヨンで大好きなタレント志村けんさんやパンダなどを描いた平野さんの絵画(4点)は、全て正面を向いた独特の表情が印象的。山内さんのアクリル画は動物たちの特徴をとらえた愛嬌(あいきょう)ある表情が面白い。造形作家2人のユニークなオブジェも目を引き、計71点を楽しめる。3月4日まで。
今月13日には関連イベントとして、同学園と親交のある女優東ちづるさんのトークイベントがリーデンローズ(福山市松浜町)で午後6時半から開かれる。入場無料。問い合わせは同学園(084―956―0255)。