4月5日から22日まで、香川県琴平町の金丸座で開かれる「第28回四国こんぴら歌舞伎大芝居」(琴平町など主催)の製作発表・記者会見が27日、東京都内で開かれた。座頭の中村吉右衛門さん=重要無形文化財保持者(人間国宝)=は「お客に楽しんでもらえるよう全力投球する」と意気込みを語った。
吉右衛門さんは「一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)」で当たり役の渡世人茂兵衛を演じる。1985年の初回公演から参加し、7年ぶり6回目の出演。吉右衛門さんは「初回公演で舞台演出に火を使い、金丸座がぐるりと(万一に備えた)消防車に取り囲まれたのが今もよい思い出だ」と逸話を披露し、会見場を沸かした。
今回、襲名披露公演として臨む中村又五郎さん、中村歌昇さん父子も出席。又五郎さんが「歴史ある舞台で襲名披露させていただけて光栄」と意欲を語った。
会見には他に、中村歌六さん、中村芝雀さん、中村錦之助さんが出席した。
金丸座は、現存する国内最古の芝居小屋・旧金毘羅大芝居(国重文)。今回の演目は他に「義経千本桜」「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」など。
チケットなど問い合わせは、琴平町役場の事務局(0877(75)6714)。