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[社説]駅伝の季節 感動のレースを期待する

 福岡県で行われた実業団女子駅伝西日本大会で天満屋チームが初優勝した。最大1分以上の差を逆転しての劇的な勝利だった。女子ロードレースシーズンの幸先よい幕開けである。

 2010年は、岡山の女子陸上長距離界にとって歴史に刻まれる年だった。年明け早々の1月17日、中学、高校、一般ランナーとたすきをつないで行われる全国都道府県対抗女子駅伝で岡山県チームが初優勝した。年末の12月19日には、全日本実業団対抗で天満屋が19度目の挑戦で悲願の頂点に立った。

 勢いはそれにとどまらず、12月26日の全国高校駅伝女子では興譲館高が5年ぶり2度目の優勝を果たした。同一都道府県による同一年の「女子駅伝3冠」は史上初の快挙である。昨年、日本の女子ロードレースの中心にいたのは間違いなく岡山だったといっていい。

 今年、まず注目されるのは12月18日に宮城県で行われる全日本実業団対抗だ。

 昨年秋、初の宮城県開催が発表されたが、東日本大震災の影響で実現が危ぶまれていた。選手たちは復興への願いと誓いを胸に仙台市や釜石市、多賀城市、松島町などの被災地を走ることになる。出場が決まった天満屋も全力の走りで岡山からのエールを表現してもらいたい。

 日本の女子ロードレースの草分けである山陽女子ロードレース大会は、12月23日に岡山市で行われる。今年は第30回の節目となる。多彩な記念イベントもあり、新たなドラマの一ページとなるだろう。

 日本中を席巻した女子サッカーの“なでしこ旋風”も物語るように、スポーツはあらゆる人々に感動と勇気を与え、地域を元気にしてくれる。冬のロードを駆け抜ける熱い戦いを今シーズンも期待したい。



(2011/10/25 9:08)


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