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県立美術館で国吉康雄展
米国で活躍した岡山市出身の洋画家国吉康雄(1889〜1953年)の生涯と画業を、質、量ともに世界屈指の規模を誇る「福武コレクション」の優品でたどる展覧会が15日、同市北区天神町、県立美術館で始まった。 同コレクションは、ベネッセホールディングス(本社同市)の福武總一郎会長が同美術館に寄託する571点。普段は常設展のコーナーで紹介しているが、初期から晩年までの幅広い創作活動が俯瞰(ふかん)できる特色を見てもらおうと、全油彩画42点を中心に版画や素描、写真など計300点を一挙公開した。 入場者は、17歳で渡米し、米画壇で才能を開花させた国吉の劇的な人生と画風の変遷を重ねて鑑賞。日本を批判した太平洋戦争時の反戦ポスター習作に衝撃を受けたという三豊市高瀬町、小野加代子さん(58)は「日米の間で揺れた暗い胸の内をはき出しているよう。大変な時代を生きた画家だったのですね」と感慨に浸っていた。 8月21日まで(7月19、25日、8月1、8日休館)。同時開催の「京都・細見美術館 琳派(りんぱ)・若冲(じゃくちゅう)と雅(みやび)の世界」展鑑賞券でも入場できる。
(2011/7/15 20:14)
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