「健康になる」山道29キロ 神島八十八カ所 【笠岡市神内小五年・長鋪愛沙】
|
岡山県南西にある笠岡市神島には、海と山に恵まれた「神島八十八カ所」がある。江戸時代、四国と同じように八十八の札所とへんろ道が作られたそうだ。この一部を、二十年前から二百周以上もめぐっている仁井名照海さん(74)=同市神島=の案内で歩いた。
仁井名さんの服そうは白衣で、すずを背中につけている。さんや袋という袋の中には、お経の本、じゅずなどが入っている。山坂の多い全長二十九キロの道は、慣れると一日で行くことができるそうで「健康体になる」と教わった。
この道は、笠岡市の観光遊歩道にもなっている。海が見える山の上の札所で、お弁当を食べると最高だ。歩く人が道に迷わないように、新しい道しるべや地図を作ってあるので、初めての人でも安心だ。
忘れてはいけないことがある。たくさんの札所と長い道のりだから、その管理は大変だ。地元のやさしい心を持った人たちが、そうじや修理などをしてくれている。多くの人のあたたかい心や寄付のおかげで、新しく札所を建て直した所もある。みんなの気付かないところで、ボランティアを続けてくれている人たちがいるから神島八十八カ所は今に伝えられているのだと分かった。
|