夕暮れの車窓楽しむ 美咲旧片上鉄道 保存会が列車運行
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郷愁あふれる「たそがれ列車」の雰囲気を楽しむ乗客
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西日本の鉄道愛好者でつくる片上鉄道保存会(森岡誠治代表幹事)が三十一日、美咲町吉ケ原、柵原ふれあい鉱山公園に残る旧片上鉄道で「たそがれ列車」を運行し、地域住民ら約百五十人が郷愁あふれる“ミニ旅行”を堪能した。
山陽新聞社と同町がタイアップした地域ふれあい事業「地域にエール―いきいき美咲」の一環。
旧柵原町と備前市を結んでいた同鉄道は、柵原鉱山の衰退に伴い一九九一年に廃止されたが、同保存会が九八年から毎月第一日曜の昼間、観光用に数便運行している。たそがれ列車は、かつての夕暮れ時の雰囲気を味わってもらう初の企画。
この日は午後五時半から日没まで、展示車両の一九三六年製「キハ702」を公園内の往復六百メートル区間で繰り返し運行。片鉄を利用していた住民や鉄道ファンは、夕日に染まる空、ぽつぽつともる民家の明かりに目を凝らしたり、車内を照らす白熱灯を懐かしんだ。
二十代のころ通勤で利用していた赤磐市下仁保、小畠房子さん(76)は「夕暮れ時、車窓から眺めた吉井川や山々の風景が脳裏に浮かんできました」と話していた。
(2008年6月1日掲載)