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岡山シーガルズ

妙味ある采配 首位撃破
4強迫るシーガルズ

 総力戦で首位を破り、4強が視界に入ってきた。19日に愛知県であったバレーボールV・プレミアリーグで岡山シーガルズはデンソーを3―2で撃破。相手エース・デラクルスの攻撃を組織的な守備でしのいだのが勝因の一つだが、より妙味があったのが選手起用だ。

 「チームを爆発させる選手が出るかどうか」と河本監督は話していたが、この日、着火剤となった一人が24歳の野口だ。

 最終セット。8―8で関が好サーブで崩し、山口がデラクルスのバックアタックを完璧にブロック。押せ押せムードの中、続けてサーブを打とうとした関に代え、野口がピンチサーバーで投入された。理由は関のサーブの弾道から「2本目はミスする予感がした」と指揮官。期待に応えた野口は、圧巻の2連続サービスエースで敵地のファンを静まりかえらせた。

 野口は今季リベロ登録が多く、サーブ練習しているところはほとんど見たことがない。それでも河本監督は「高校、大学で経験豊富。何より気が入っていた」と自信を持って送り出したという。

 第4セットでは1度ベンチに下げて落ち着かせたセッター宮下を6―10で再投入し流れを呼び込み、前日温存したベテラン森も勝負どころでブロックや技ありの攻撃。マッチポイントから元デンソーの福田をコートに戻し、古巣からの勝利を経験させる“愛”のある采配もみせた。

 一丸のムードに、初の4強入りを果たした4季前がふとよみがえった。決勝ラウンドの久光製薬戦でサービスエース3本で劣勢を跳ね返した堀田の姿が、この日の野口と重なる。18日はJTにストレート勝ちしたが、当時もリーグ最終戦でJTを3―0で圧倒。この流れ、ただの偶然ではない気がする。

(2012年2月22日掲載)


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