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山口(シーガルズ)地元で躍動
バレーWGP岡山大会

第2セット、スパイクを放つ日本の山口舞(左)=桃太郎アリーナ
第2セット、スパイクを放つ日本の山口舞(左)=桃太郎アリーナ

 バレーボール女子のワールドグランプリ予選ラウンド第2週は13日、世界3会場で始まり、岡山市の桃太郎アリーナであった岡山大会で、日本は3―1で強豪のドイツを破り、通算3勝1敗とした。ドイツは1勝3敗。

 日本は第1セットは終盤にミスが出て26―28で失ったが、第2セットからレフトに迫田(東レ)を投入して流れを変えた。木村(同)のサーブで相手の乱れも誘い、リズムに乗って、その後3セットを奪って逆転勝ち。ライトで先発した山口(岡山シーガルズ)は山本(JT)、木村に並び、アタックで14得点の活躍だった。

 ポーランドは台湾をストレートで下し、4戦全勝とした。

 岡山大会第2日の14日は午後2時からドイツ―台湾、日本―ポーランドの2試合がある。

 日本(3勝1敗)3―1ドイツ(1勝3敗)
        26―28
        25―17
        25―20
        25―11

アタック決定率60.9%

 スピードに乗ったアタックがドイツの守備陣を切り裂いた。日本の山口は慣れ親しんだ桃太郎アリーナで躍動。「岡山ということで緊張もあったが、すごい応援でいい集中をして臨めた」。アタック決定率は驚異の60.9%。攻撃ではチーム最多タイの14得点をもぎとっての逆転勝ちに声が弾んだ。

 ライト側からセンターに切り込んでの時間差、ライト側への移動攻撃など相手ブロックを振り切るスピードで得点を重ねた。だが真骨頂のプレーはこれではない。「相手は高さがあるのでブロックを利用した」。第1セット24―25から相手の2枚ブロックの端にたたき付けてブロックアウト。第4セットではネットに近いトスを相手ブロックに押し当ててはじき出して8―3。ミスをしてもおかしくない状況を技術で得点に変え、流れを相手に与えなかった。

 大阪国際滝井高3年のインターハイでベスト8入りし、優秀選手に選ばれたが「Vリーグで通用するか、入団させるかどうか悩んだ。当時は全日本入りなんて思いもしなかった」とシーガルズの河本監督は振り返る。176センチと決して長身ではない選手は入団7年目の昨年、初の代表入り。同じセンターの森、セッター岡野ら「良き先輩に恵まれ、大きく伸びた」と同監督。ブロックアウトを奪うテクニックなどシーガルズ得意のプレーを吸収し、今や日本のレギュラーだ。

 高校でもらったニックネームが「ユメ」。バレーで大成する夢をかなえられるようにとの思いが込められている。「常にシーガルズの代表、岡山の代表という思いで戦っている」という27歳。夢の序章が今、始まった。

(2010年8月14日掲載)

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