神田選手引退表明 Vリーグ最年長39歳
仲間の支えに感謝
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| JTに敗れた後、涙を流して謝る宮下遥選手(右)を励ます神田千絵選手=大阪府立体育会館 |
バレーボールV・プレミアリーグ女子、岡山シーガルズのレフト神田千絵選手が4日、黒鷲旗全日本男女選抜大会準決勝で敗れた後、今大会を最後に現役引退を表明した。リーグ最年長の39歳は前身の東芝時代からシーガルズ一筋21年目。「仲間のおかげで続けられた。感謝したい」と5年ぶりの4強入りを花道にコートを去った。
我慢していた涙があふれ出た。JTにストレート負けした後、リーグ最年少15歳のセッター宮下遥選手が駆け寄ってきて「(勝てなくて)申し訳ありません」と泣きじゃくったときだ。「気にしなくていいよ。これから頑張るんだよ」と言って肩をそっと抱いた。
第3セットで出場。宮下選手のトスを豪快に打ち抜き2得点したが勝利には導けなかった。「体、技や気持ちの面もトップで戦うには難しくなった。若手も育った今が引き際」。ひざの故障が悪化し、昨年のこの大会後、あと1年だけ頑張ろうと決めたという。
埼玉県出身で、中学時代はソフトボールのエースで4番。高校入学後にバレーに転向し、東芝時代の1998年、27歳で日本代表として世界選手権に出場。182センチの長身から繰り出す速い攻撃が武器で、2008年のリーグではエースとしてチーム初の決勝ラウンド進出にけん引した。
02年のリーグ中に父啓司さんが64歳で急逝したときも「仲間の支えで乗り越えられた」。この日、実家から駆けつけた母敏江さん(70)には「今まで好きなことをさせてもらってありがとう」と一言伝えた。今後の身の振り方はゆっくり考えるという。
(2010年5月5日掲載)
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