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シーガルズ4強逃す

第3セット、岡山シーガルズの山口舞(2)がブロックをかわし、スパイクを決める=桃太郎アリーナ
第3セット、岡山シーガルズの山口舞(2)がブロックをかわし、スパイクを決める=桃太郎アリーナ

 バレーボールV・プレミアリーグ第28日は14日、男女各4試合があり、岡山市の桃太郎アリーナでホーム最終戦に臨んだ5位の岡山シーガルズは3連覇を狙う東レに2―3で惜敗、10勝16敗となった。4位デンソーは13勝目(13敗)を挙げ、決勝ラウンド進出(上位4チーム)の最後の枠を獲得、シーガルズの2季ぶりの4強入りはならなかった。

 シーガルズはリベロ米村、ライト高松らの守備の粘りが光り、東レと互角の戦いに持ち込んだ。第1セットを先取された後の2セットは小菅の速いトスが効果的で、センター森、レフト福田らが得点を重ねて奪った。第4セットも19―17とリードしたが、ここから東レのエース木村のスパイクに苦しめられ、逆転で奪われると、第5セットは中盤の4点差を埋められなかった。

 4位デンソーは連敗を6で止め、13勝13敗。2試合を残し、4位が確定した。NECがセット率差で5位に浮上し、シーガルズは6位に後退。首位JTは久光製薬に2―3で敗れ、開幕からの連勝が25で止まった。

▽女子

東レ 3―2 岡山シーガルズ
25―21
20―25
20―25
25―23
15―11
東レ19勝7敗
岡山シーガルズ10勝16敗

女王・東レに意地見せるも惜敗

 岡山シーガルズが、3連覇を狙う東レをあと一歩のところまで追い詰めた。「試合内容は想定通り。結果だけが伴わなかった」と河本監督。手に汗握る激闘の大歓声が、ため息に変わった。

 デンソーが決勝ラウンド進出を決めた直後の試合。だが選手たちは気持ちを切ることなく立ち向かった。「思い切ってトスを上げればそれがスパイカーに伝わる。とにかく強気でいった」とセッター小菅。リーグ随一の高さを誇る東レブロック陣をトスワークで手玉に取り、村田、福田の両レフトや山口、森の両センターが緩急を付けて得点を重ねた。

 第2、3セットは主導権を譲ることなく攻め切り、第4セットも19―17とリード。しかしここから勝ちを意識したか。「アタックでひじに力が入り、それまで決まっていたボールより50センチほど深めにいった」と村田。攻撃が甘くなると、木村ら東レの強打が火を噴く。23―25で失い、流れは相手に切り替わってしまった。

 会場は3000人を超える観衆で埋まった。そのほとんどがシーガルズブルーに染まる中での戦い。「敗れはしたが、新しいシーガルズの見応えがある部分は出せたのでは」と指揮官は言う。東レに対しては前々回リーグから10連敗中。しかも今季は3戦で1セットも奪えていなかっただけに「多くの地元ファンの方に足を運んでもらい、一体感が伝わってきた」と山口。ホーム最終戦で意地は十分に見せた。

 2季ぶりの4強入りは夢と消えたが、何が足りなかったのか。外国人エースの不在も大きいが、この日のような接戦をものにできるかどうか。「選手が勝てると思ったときほど勝ちきれない」と河本監督。一回りスケールアップするための課題を突き付けられた“終戦”だった。

(2010年3月15日掲載)

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