三菱倉敷オーシャンズ・岡 「もう一度全国へ」
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| 20年目のシーズンを迎えた三菱自動車倉敷オーシャンズの岡政裕 |
社会人野球の三菱自動車倉敷オーシャンズ(倉敷市)のエース岡政裕が、20年目のシーズンを迎えた。4月で38歳。チームの躍進と逆境のときを支えてきた右腕は社会人2大大会(都市対抗、日本選手権)出場を見据え、今年もマウンドに登る。
すうっとミットに吸い込まれる直球。パン、パンと、ブルペンに小気味よい音が響く。「節目の年。やってやるという気持ちが強い」。中国地区では現役最年長。全国を見渡しても同年代のプレーヤーはごくわずかだ。
全国大会の代表切符獲得のために厳しい練習に耐え、チーム一丸で一発勝負に挑む社会人野球。そこに大きな魅力とやりがいを感じ、「気づけば20年」がたっていた。
倉敷商高から91年に入社。プロ注目の本格派で鳴らし、99年の都市対抗は4強入りに貢献した。この間、“逆風”も乗り越えた。03年、不況による本社支援の打ち切りに伴いチームはクラブ化。「自分から野球をとったら何も残らない」。就業面の優遇措置がなくなり、ユニホームを脱ぐ選手もいる中で残留。クラブ化以降も3度の2大大会出場を果たす。
ウイニングショットは外角低めの直球。最速で149キロに達した往年のスピードは望めないが、長年磨いてきた自慢の球は健在だ。それでも「まだまだきっちり投げきれていない」。入社以来、大きなけがとは無縁。本人は丈夫な体に産んでくれた両親に感謝するが、尽きない向上心と地道な鍛錬があってこそ今がある。
今季は2月中旬からブルペン入り、これまでの調整は順調だ。夏の都市対抗(東京ドーム)出場は04年を最後に途絶えている三菱倉敷。今年の中国予選(6月)はマスカットスタジアムである。「もう一度、ドームのマウンドに立ちたい」。地元で存在感を示し、大半が20代のチームメートと6年ぶりの歓喜のときを迎えるつもりでいる。





















